車検証を紛失してしまった!どうすれば良い?

車検証を紛失してしまった!どうすれば良い?


いざ車検を受ける際、車を売却する際に…

「あれ?ここに入れておいた筈の車検証が見当たらないぞ…」

「もしかして…盗難に遭った!?」

過去そのように焦ってしまった経験はありませんか?

車検証とはその名の通り車検を受けた事の証明書ですが、所有者・使用者の住所や名前などの個人情報や、車の登録日や車台番号など、あらゆる情報が記載されており、次回の車検時や車の売却時に必要となってくる書類です。

新車の納車時にだいたいは車のダッシュボードに入れて納車されるため、そのまま保管している人がほとんどだと思いますが、もし何かの際に車から取り出し、紛失してしまった場合、もしくは盗難に遭ってしまった場合どうすればいいのでしょうか。
基本は車検証は車の中で保管することが義務付けられているため、ほとんど車外に持ち出すことは少ないのですが(盗難も滅多な事では起こりませんが)、

車検証の紛失って、意外と多いんです。

でもご安心ください。結論から申しますと、車検証は再発行できます。
今回は車検証を持つことの意味と、その入手方法、紛失時のリスク、再発行手続きに関してまとめていきたいと思います。そして自家用乗用車と、軽自動車やバイク・原付の場合では必要書類が多少異なってくるため、そちらにも言及したいと思います。

■そもそも車検証とは

世間一般では「車検証」と呼ばれていますが、正式名称を「自動車検査証」と言います。
国で定めた保安基準に達していることを証明する書類で、車の車台番号や型式、車両重量、定員数などといった基本情報から、所有者や使用者の住所や名前といった個人情報までが記載されています。
車に関して重要な情報が記載されており、それゆえに検査標章(車検ステッカー)を車体に貼ると共に、車検証は車内での保管が義務付けられています。
厳密に言えば、携帯していないことが判明すると道路運送車両法違反となり、最大50万円以下の罰金が科せられることもあるのです。(実際にはそこまで厳密に取り調べは行われていませんけどね。)

しかし、たかが車検証、されど車検証。
もしもみつかって悪質だと判断された場合、反則金ではなく“50万円以下の罰金刑”に処せられることとなり、“前科”が付いてしまうことになります。
車検証を携帯することは免許証を携帯することと同じく義務であるということを心得ておきましょう。

■車検証ってどこで取得するの?

車に関してあまり知識のない方は疑問に思う点かもしれませんが、ご安心ください。
新車購入時にはディーラーなどの販売店が代行して陸運局から車検証と車検ステッカーを取得しており、初めから車内で保管した状態で納車されます。
購入時の車検を「新規検査」といい、それ以降の車検の有効期限を更新するための車検は「継続検査」と呼ばれています。

継続検査の場合はユーザー個人で行うことが一般的であり、基本的に陸運局などからの通知は来ません。
ディーラーやリース会社から購入した場合などにはサービスの一環として車検の2~3ヶ月前に通達が届きます。(このタイミングで新車に乗り換える人も多くいます)
個人間で売買をした際や、業者からの知らせがない場合、自身で車検の時期を把握しておく必要があります。

個人で車検を行う際は、検査場に自分で持ち込みをする他に、代行業者に依頼したり、整備工場に依頼する方法があります。そして車検に合格すると新たな車検証と検査標章ステッカーが発行される仕組みとなっています。

ちなみに車検証の更新時期は車のタイプによって変わります。

乗用車であれば自家用乗用車・軽自動車に関わらず初回が3年、次回が2年です。
軽貨物自動車は初回が2年、次回も2年毎に更新です。
そして貨物自動車で8トン以上ならば初回は1年で2回目以降は1年ですが、
8トン未満になると初回だけ2年、次回は1年毎に更新となっています。

ややこしいですね^^;
ただ、ほとんどの方はご家庭で乗用車(軽含む)を利用していると思いますので、乗用車は新車購入時から3年後に行い、以降は2年毎と覚えておけば問題ありません。

■紛失してしまった!

前置きが長くなりましたが、もしも車検証を紛失してしまった場合どうすればいいのでしょうか。
普段はダッシュボードに入れておくのが一般的ですが、何かのタイミングで取り出してしまったり、盗難に遭う可能性だってゼロではありません。
しかし冒頭でもお伝えした通り、車検証の再発行は可能です。
一定の手続きを取れば再度取得出来るため、失くしてしまった場合でも焦らずに、ですが出来るだけ早めに再発行手続きを行いましょう。

手続きには以下の書類が必要です。

・自動車検査証(車検証):紛失以外の場合で再発行が必要な場合
・申請書:ご自身の車が登録されている陸運局、もしくは自動車検査登録事務所で配布しています。ネット上でのダウンロードも可能です。
・理由書:車検証を所持していない場合、紛失・盗難などの理由を明記する必要があります。使用者本人が申請を行う際は、「申請書」に同じ内容を記載している場合は省略が可能です。
・手数料(軽自動車)もしくは印紙代:300円
・使用者の印鑑
・委任状:使用者以外が車検証の再発行を申請する場合、使用者の印鑑を捺印した委任状が必要
・身分証明書:運転免許証、マイナンバーカードなど、顔写真付きで氏名と住所が確認できるもの。※所持していない場合はパスポートと保険証など2つ以上身分証明書があると望ましい。

数は多いように感じますが、実際にかかる費用は印紙代の300円(軽自動車の場合手数料の300円)のみです。不携帯で罰金を科せられる前に、気づいたらすぐに陸運局、もしくは自動車検査登録事務所で手続きを行ってください。

ちなみに、行政書士事務所などで再発行を依頼することも可能ですが、
再発行にかかる印紙代に加え、一般的に4,000円~5,000円の代行手数料がかかってくると考えておいた方がいいでしょう。陸運局などに出向く余裕のない方や手続きが面倒な方は業者を利用するもの一つの手だといえます。

■委任状はどこで入手できる?

委任状は陸運局の用紙販売所で購入できるほか、ネットでダウンロードしたものを使用することも可能です。「委任状 車検」などでキーワード検索するとダウンロードページにたどり着けるでしょう。
軽自動車や軽二輪自動車に関しては「申請依頼書」という用紙になりますので注意が必要です。

また、委任状にもさまざまな種類があり、車検証の再発行に必要な委任状のほかに、廃車(抹消登録)申請用の委任状、重量税還付金受領権限に関する委任状などがありますので間違えないようにしましょう。

陸運局で申請を行う際、委任状の記入漏れや間違いなどによって申請を受理してもらえないケースがあるため、書類に不備がないか確認することが大切です。申請書の書き方も検索すると沢山出てきますので、是非参考にして記入してください。

<記入時の注意事項>
・記入は黒ボールペンをご使用ください。
・誤字がある場合、委任者による捨印のみ訂正が認められています。
・感熱紙(熱を感知することで色が変化する紙)に印刷すると認められない場合があります。

■まとめ

普段ダッシュボードなどで保管している車検証は、必要な時期にならない限り取り出して確認することがありません。そのため紛失や盗難には気づきにくく、いざ必要になった時にようやく無くなっている事に気づく方も多いはず。

頻繁にチェックする必要はありませんが、所持しているか不安に思った方は、今一度確認をしてみると良いでしょう。そして紛失してしまった場合であっても、焦らずに対処すれば問題はありません。すぐに罰金を科せられる!ということもありませんが、気づいた段階でなるべく早く対応することをオススメします。