自動車税の納付書を紛失してしまったときの対処法

自動車税の納付書を紛失してしまったときの対処法



「そろそろ5月も終わるなあ~…あれ?そういえば自動車税の納付書って来てたっけ?」

「自動車税の納付書がない!紛失?それとも送られて来てない?」

「この間書類の山と一緒に捨ててしまったかもしれない…」

「催促状が送られてきた!どうしよう!!」

 

みなさんはきちんと、自動車税の納税を行っていますか?
毎年納付の時期になると、このような声が多く聞こえてくるように思います。
自動車税納付の仕組みを知らないと、最悪の場合ご自身の給与や預金口座、自動車までもが差し押さえになってしまいます。
そうならないためにも今から自動車税の仕組みを知り、きちんと決められた期間までに納付することが重要となってきます。

でも、納付の意思はあるのに…

もしも納付書を紛失してしまったら!?

…大丈夫です。
そうなった場合でも、焦らずに対処しましょう。
以下に自動車税の仕組みから、納付時期、滞納のリスク、そして納付書を紛失してしまった場合の再発行の方法をご紹介しています。

■そもそも自動車税って何だっけ?

自動車税とは、4月1日の時点において、自動車車検証の所有者欄に記載されている「所有者」に対して自動的にかかる税金のことをいいます。
これは「地方税」であり、車検証に登録された住所を管轄する各都道府県に納付する必要があります。
割賦やリース販売の場合はそれぞれの所有者であるローン会社やリース会社宛てに送付されるため、使用車であるオーナーは支払う必要がありません。(ローンやリース金額に組み込まれていますけどね)

この税金は車検が切れていない自動車を保有する限り毎年かかってくるものですので、もし自動車を廃車にする場合や譲り渡す場合は、忘れずに所有者の抹消登録をする必要があります。
自動車税の税額は自動車の種類や用途、排気量別に分けられています。

以下は自家用乗用自動車・軽自動車税の早見表(平成30年度版)です。

用途区分:自家用乗用車
<総排気量/ 税額 >
1リットル以下 /29,500円
1リットル超~1.5リットル以下 /34,500円
1.5リットル超~2.0リットル以下 /39,500円
2.0リットル超~2.5リットル以下/ 45,000円
2.5リットル超~3.0リットル以下 /51,000円
3.0リットル超~3.5リットル以下 /58,000円
3.5リットル超~4.0リットル以下 /66,500円
4.0リットル超~4.5リットル以下 /76,500円
4.5リットル超~6.0リットル以下 /88,000円
6.0リットル超 /111,000円

用途区分:自家用乗用軽自動車
一律/ 10,800円

また、国が定める排ガス規制への達成度合いにより、減税が設定されている場合があります。
多くの自動車メーカーが「エコカー減税」をうたった車種を販売していますので、新車購入時にはチェックしておくといいでしょう。
この減税措置は毎年の自動車税に適応されるわけではなく、新車購入時の翌年の1年間にのみ適応されます。

■自動車税納付書っていつ送られてくるの?

自動車税納付書の送られてくる時期は、だいたいが5月上旬です。
4月時点の所有者に対して自動車税を請求するため、その翌月の発送となります。
GW明けに送られてくることが多いようですが、地方自治体によっては前後します。
そして自動車税納付書には期限が設けられており、ほとんどの県の場合それが5月末日で設定されています。

ちなみに秋田県や青森県は例外で6月末までの期限となっています。

■滞納するとどんなことが起こるの?

自動車税の支払いを行わなかった場合、最悪「資産の差し押さえ」があります。
給与や預金口座、自動車までもが強制的に差し押さえられてしまうのです。

…想像しただけで怖いですよね。

「納付書が届かなかったから払わなくていいよね、だってコレ、向こうの過失だし!」

そんな意見は通りません。
そもそも納付書が届かないことには理由があるのです。

大きく考えられる理由は3つです。

・引越しをしたのに車検証の住所変更を行っていない。
・何らかの配達トラブル
・県税事務所側のミス

たとえ県税事務所のミスであっても、いかなる場合でも支払いを行わなければならないのが自動車税です。
もし滞納してしまった場合、損をするのはご自身です。
届かなかった場合は最寄の県税事務所に問合せをしましょう。

■滞納してしまった!どうしよう!

しかし納付期間を過ぎてしまったからといって、いきなり資産が差し押さえになることはありません。
差し押さえまでには一連の流れがあります。

①催促状 → ②催促状・催告書 → ③催促状・催告書 → ④差押通知書 → ⑤差押調書(謄本)

上記のように順を追って最終的に差押えまでを行いますので、猶予期間はあります。
ただし差押えの期間の間に延滞金が発生してきますので、遅くなればなるほど支払う金額が多くなります。
(※延滞金1,000円未満は切り捨てのため、実質数ヶ月の猶予はあります)
延滞金の計算方法は以下となりますので、該当すると思う方は計算してみてください。

延滞金=滞納税額 × 延滞日数 × 延滞金率 ÷ 365

補足:延滞金率
<年 度/納期限の翌日から1ヶ月間/2ヶ月目以降>
2010年(平成22)〜/ 年4.3%/ 年14.6%
2014年(平成26)〜/ 年2.9%/ 年9.2%
2015年(平成27)〜/ 年2.8%/ 年9.1%
2017年(平成29)〜/ 年2.7%/ 年9.0%

滞納した場合にまず都道府県から送られてくるのが「催促状」です。
まずは1回目の催促状が7月の中旬頃に送られてきます。
そしてこれを無視していると、さらに9月中旬頃に2度目の催促状が届きます。この辺りから延滞金が掛かる場合があります。
そしてさらに無視を決め込んでいると、毎月催促状が届くようになり、最終的には…

「この所有者は悪質だ!」

と判断され、「差押通知書」が届くことになります。
この差押通知書は都道府県によって異なりますが、早くて10月以降に届いた事例があるようです。
いつ何が差し押さえられるのかが記載された「差押調書(謄本)」が送られてくると、そこに記載された履行期日までに支払いを行わなかった場合、強制的に差押が行われます。

■納付書を失くしてしまった時の対処法って?

前置きが長くなってしまいましたが、失くしてしまっても再発行手続きが可能です。
そう簡単に差し押さえが実行される事もありませんので、焦る必要はありません。

ですが、

「延滞金がかかるまでまだ時間があるし、ゆっくり手続きをしよう~」

と思って先延ばしにせず、時間に余裕があるうちにきっちり納税しましょう。

■自動車税(自家用乗用車・自家用乗用軽自動車)納税証明書再発行

自家用乗用車の場合、車検証上の住所地を管轄する各都道府県の県税事務所に連絡をする必要があります。
(※基本的には再発行に手数料はかかりませんが、地区によっては請求される場合もあります。)
自家用乗用軽自動車の場合は、市区町村の役所にある納税課に連絡し、再発行手続きを行う必要があります。

再発行・再交付手続きに必要なものは

・本人確認書類(写真付きが望ましく、運転免許証やパスポート、健康保険証等)
・印鑑
・車検証(コピーでも可)

この3つのみです。
所有者でない代理人が再発行申請を行う場合には、さらに委任状と、代理人の身分証明書が必要となってきますので、注意が必要です。
準備が整ったら役所の納税窓口で申請を行いましょう。

■来年のために今出来ること!

あなたは最近、引越しをしませんでしたか?
車検証の住所と今の現住所は同じですか?

引越後に車検書の住所変更を行わなかった場合、自動車税納付書は届きません。
そうならないためにも、次の2つの手段を取る必要があるでしょう。

・車検証の住所変更を行う
・納付書の送付先変更を行う

厳密に言えば、車検証に記載の住所に車が置いていなければならないのですが、
もし陸運局に行く時間がなくて住所変更が出来ない、といった場合には納付書の送付先変更も有効です。

最寄の県税事務所や、軽自動車の場合でも市区町村の課税化に連絡を入れれば対応をしてくれますので、一報を入れることをお忘れなく!