スバル車新車情報:2018年下半期~2019年上半期

スバル車新車情報:2018年下半期~2019年上半期

スバル車新車情報:2018年下半期~2019年上半期

スバルといえば航空機メーカーから転身したイメージが強いと思いますが、その受け継がれたDNAは、走行性や安全性はさることながら、レースシーンにおいても活躍を見せています。
スバルは2018年下半期から2019年上半期にかけてどのような車種を発表するのでしょうか。まだ未確定分も含めた新車情報を以下でご紹介しています!

 

■30周年記念モデル・スバルWRX STI“TYPE RA-R”限定500台発売!/2018年7月19日発売

スバルは2018年7月19日、同社のモータースポーツ車両を扱う「SUBARU TECNICA INTERNATIONAL(以下STI)」と共同開発し、「WRX STI」の設立30周年記念のコンプリートカー「TYPE RA-R」を発売しました。

限定台数500台で販売し、価格は499万8240円~とする高額車両にも関わらず、発売を開始したその日のうちに完売してしまうほどの人気ぶりを見せました。STIは1988年に設立され、以降モータースポーツにおけるスバル車には欠かせない存在となっていきました。積み上げてきた30年の歴史の中で培った確かな技術を、今回のコンプリートカーに注いでおり、レースファンもそうでないスバルファンも喉から手が出るほど欲しい珠玉の1台となりました。普段はモータースポーツに精魂を込めているエンジニア達が今回の特別仕様車「TYPE RA-R」に注いだのは、究極の「意のままの走り」です。軽さ・速さ・走行の愉しさを開発コンセプトとし、加速や減速、コーナリング性能を極限まで高めています。名前の由来は「Record Attempt-Racing(記録への挑戦)」とし、技術者達のチャレンジ精神が込められているようにも思えます。

走る・曲がる・止まるといった基本動作をかつてない程向上させている「TYPE RA-R」には、パワーユニットにその速さの原動力となるバランスドBOXERを採用しています。最高出力は242kW(329PS)、最大トルクは432N・m(44.0kgf・m)を発揮する優れた動力性能を誇り、レースカーと同じ走行解析を行って開発されています。また、優れた加速性を実現するために欠かせないのは車両軽量化です。「TYPE RA-R」では10箇所に渡って綿密な軽量化を実施しており、その加速性能を十分に引き出すことの出来るハイグリップタイヤやダンパー、Highμブレーキパッドなどを採用しています。そして車両重量を大幅に削減したことによって試験走行の段階で0km/Lから100km/Lをおよそ4秒台で達成するなど、優れた加速性を誇っています。レーシングカー同様の回転精度にこだわりを持つバランスドBOXERエンジンは、高回転をキープしてレブリミットまで気持ち良く回ります。また、ボールベアリング・ツインスクロールターボを採用しており、低回転域から力強いトルクを発揮することが出来るため、ブレーキなどでエンジン回転が下がった後でもアクセルを踏んだ瞬間に素早い加速を実感することができます。

また、STIがレースで学んだ成果を存分に組み込んでおり、それが「排気系の進化」です。排気システムの通気抵抗を量産車種と比較して約60%低減させ、出力やレスポンス性を向上させているほか、速度の上昇により増える流入空気の利用効果を高めるため、ボンネットから空気流入経路を補強する「パフォーマンスシュラウド」を設置。それによりインタークーラーの冷却効果を高め、出力を向上させています。

優れているのは走行性能だけではありません。航空機メーカーとしてのDNAを受け継ぐスバルでは、安全性に対する思いには余念がありません。0次安全としての視界性能やステアリングと連動したヘッドランプ、走行安全ではアクティブトルクベクタリングを採用して旋回性能を向上させています。また、万が一の際に衝突してしまった場合においても、新環状力骨構造ボディやSRSエアバックで乗員の命を守ります。

残念ながら限定500台の予定数に達してしまった「WRX STI」ですが、近い将来中古車市場に出回る可能性も大いに在り得ますので、そこに期待したいところです。

■米国モーターショーで新型・アセント登場!/2018年夏頃発売(日本仕様:発売日未定)

スバルは米国で開催されたロサンゼルスモーターショー2017のイベントで、新型「アセント(Ascent)」を初公開しました。
3列ミッドサイズのSUVで、スバル車では最大サイズとなり、定員は7名仕様と8名仕様を採用しています。名称こそ違いますが、米国モデルの「トライベッカ」の事実上の後継車種として位置づけられています。2018年初夏に米国で発売される予定ですが、現時点では日本での発売は未定となっています。

プラットフォームにはクラストップクラスの快適性と安全性能を実現する、次世代アーキテクチャとされる「スバルグローバルプラットフォーム」の採用を予定しています。また、パワートレインには新開発の2.4L 4気筒水平対向直噴ターボエンジンの採用が決定しており、6気筒エンジンを凌駕すの走行性能・燃費性能に注目が集まっています。安全性能においては、スバルが誇る先進システム「アイサイト」を全車標準で装備しており、予防安全やドライバーのストレス軽減に寄与しています。また、フロントガラスにはヘッドアップディスプレイを設置し、アイサイトシステムにおける警告を表示するほか、車両情報の表示なども行います。そして最上級モデルには、新開発のフロントビューモニターを採用しており、ディスプレイに車両の180度ビューを表示し、ドライバーの死角を低減させます。タイヤの接地性を確保し、4輪に配布したトルクを無駄なく発揮するシンメトリカルAWDとX-MODEを採用することにより、走行性や走破性を向上させています。

内装は広くゆとりがあり、落ち着いた黒とアイボリーの色調の高級感溢れるシートを採用。本革もしくはナッパレザーが採用されるものと思われます。新型プラットフォームによってボディ剛性を向上させるほか、外からの振動や騒音を遮断してくれるため快適な乗り心地を実現しています。3列目シートを倒すと広いラゲッジスペースが出現し、大きな荷物を積載する必要がある行楽シーズンでも活躍することは間違いありません。公式から発表されている画像によると、天井にはサンルーフが採用されており、室内空間の広さだけでなく視界からも開放感を味わうことができます。外観はスバルのデザインスピリットでもある「ダイナミック&ソリッド」の下にデザインされており、SUVとしての機能性を強調し、力強さと存在感を醸し出しています。
気になる価格ですが、ベースモデルで3万1,995ドル(日本円で約340万円)に設定されることが決まっています。

■新型PHV・米国「クロストレック」(日本仕様名称:XV)発売決定!/2018年年内発売(日本仕様:発売日未定)

米国法人SUBARU OF AMERICAは「クロストレック(日本仕様名称:XV)」にスバル初のプラグインハイブリッドモデルを追加することを発表しました。ハイブリッドシステムにはトヨタ自動車の「THS」が採用される見込みです。エンジンには直噴水平対向(ボクサー)4気筒ガソリンエンジンが採用される予定となっています。駆動方式は4WDで、そこに新開発のトランスミッションが組み合わされます。EVモードに設定すれば、ガソリンを一切仕様しない電気走行が可能となっています。
このプラグインハイブリッドモデルでは、ガソリン車に備わっている力強いオフロード走行と、ハイブリッドならではの燃費性能と静粛性を併せ持つ優秀な1台となることは必至です。
日本の発売日は未定ですが初のプラグインハイブリッドモデルとだけあって、ファンから熱い視線が注がれています。
専用エクステリアも用意される予定で、今からその完成が楽しみです。

■2019年発売予想!気になるあの車は…

スバル・WRX STI“20B-STIバージョン”/2019年年内発売(予想)

STI30周年記念としてさらなる発売が予想されているのが、「WRX STI 20B-STIバージョン」です。既に発売されている22B-STIが限定400台、WRX STI RA-Rが限定500台で発売されており、今回も台数を限定しての販売となる見込みで、400台程度ではないかと推測されています。2ドアクーペタイプとなる22B-STiに対して、4ドアセダンとして誕生する噂が立っています。STI社における究極のスポーツセダンの開発を目指し、足回りやインテリアに至るまで、妥協のない設計を行う予定です。
価格は900万円~950万円ほどと噂されており、インテリアには専用のスポーツシートを採用するなど、高級感とスポーティさを表現したつくりとなるでしょう。エクステリアに関しては、更なる軽量化を図るため、ボンネットフードは軽量なカーボン製になるのではと予想されています。まだ予想に過ぎませんが、30周年を記念した更なるモデルの開発に期待したいです。

■まとめ

航空機メーカーとしての設計思想を受け継いだスバル車は、走行性能だけでなく安全性、ドライバーや乗員の快適性にも注力して自動車開発を行っています。2018年下半期から2019年上半期にかけて、SUV、PHV(プラグインハイブリッド)モデルの海外仕様が発売される予定としており、日本国内での発売も大いに期待されています。
また2018年7月に販売されたSTIの30周年記念モデル「WRX STI」は、限定台数500台にも関わらず、わずか1日で完売するなど、スバルのモータースポーツの人気ぶりも見てとれます。時代に沿った車を作るだけでなく、独自性も磨き続けるスバルの今後に注目していきたいです。