トヨタ車新車情報:2018年下半期~2019年上半期

トヨタ車新車情報:2018年下半期~2019年上半期

トヨタ車新車情報:2018年下半期~2019年上半期

6月にクラウン、センチュリー、カローラスポーツのモデルチェンジを発表し、業界を沸かせたトヨタ自動車。その猛攻はとどまることを知らず、2018年の下半期から2019年の上半期に向けて、さらなる新車の導入が計画されています。


▲「2018 New York International Auto Show」で初披露された新型・RAV4のエクステリア。堂々としたフロントマスクが印象的です。

■C-HR新モデル「GR」堂々登場/2018年10月発売

2016年に次世代世界戦略クロスオーバーSUVとして誕生したC-HRは、2017年SUV新車売上1位を獲得するなど、発売以来高い人気を誇っています。2017年11月に特別仕様車「LED Edition」が発売され、2018年5月には一部改良が施されLEDライト等を標準設定にするなど、安全性と先進性を高めていきました。そんなC-HRに2018年10月、新モデルの「GR」が追加されることとなりました。トヨタのスポーツ系新ブランド「GR」共通デザインのエクステリアを有し、ボディ剛性を強化し、さらに操縦安定性を高めたスポーティモデルとして誕生することが期待されています。「GR」の追加により、さらなるユーザーの拡大を目指します。

■トヨタ伝説のスポーツカー、スープラ復活か/2019年3月発売

1978年から2002年にかけて製造・販売していたトヨタの伝説のスポーツカー・スープラ復刻の計画が噂されています。ル・マン24時間レースやSUPER GTのGT500クラスに参戦し、日産スカイラインGT-RやホンダのNSXなど名立たる名車と名勝負を繰り広げたことでも知られており、トヨタのスポーツカーにおけるフラッグシップモデルともいえる車です。2002年に販売は終了になったものの、レクサスSCに交代する2006年まで日本のレースシーンを沸かせてきました。2018年3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショーでは、市販車に先駆けて新型スープラのレーシンガー仕様のコンセプトカーが発表されました。BMWと共同で開発が進められているスープラは、BMW・新型Z4と姉妹車になることが分かっています。モーターショーでは新型Z4と共にお目見えしており、スープラはどちらかというと新型Z4よりも筋肉質なイメージで、Z4はライトスポーツカーを印象付けています。パワートレーンには2リットル直列4気筒エンジン、BMW製3リットル直列6気筒エンジンのラインナップされます。市販車のボディサイズは全長4,380×全幅1,855×全高1,290mmとなっており、車両重量は1,388~1496kgと噂されています。そして2019年には、NASCARが主催するエクスフィニティ・シリーズに参加することが決定しており、カムリを抑えての参戦となり期待が高まっています。

■新型・RAV4、来春待望の復活!/2019年4月発売

2016年に日本仕様の販売が終了し、ラインナップから姿を消していたRAV4ですが、来春に待望の復活を遂げることがわかりました。RAV4はトヨタにおけるクロスオーバーSUVの先駆けとしても知られており、初代は5ナンバーサイズで発売された所謂コンパクトカーでしたが、海外市場を拡大するにあたって、改良の度にボディサイズが拡張し、2代目以降からは3ナンバー規格となっていました。海外戦略に焦点を当てていたため、本国においては3代目で発売を終了し、その後継車両をC-HRとしていました。米国では2013年に4代目モデルが発売されており、2018年に5代目となる新型が発売される見込みです。意外と知られていないのですが、RAV4は米国SUV市場で年間売上台数1位に輝いた実績を持ち、事実上トヨタ車の中で販売台数が最も多い車種となっています。そうして今春ニューヨーク国際自動車ショーで世界初披露を果たし、人々にその存在を印象付けたRAV4。「Robust Accurate Vehicle with 4 Wheel Drive」(力強さと実用性を兼ね備えた4WD)を開発コンセプトとし、新たなライフスタイルを開く新しい自動車として展開する予定です。新型RAV4のエクステリアの特長は、SUVの力強さと、都会にも映える洗練されたデザインを重視したスタイリングです。また、走破性と燃費性能に優れ、トヨタが掲げる車作りの構造改革「Toyota New Global Architecture(TNGA)」に基づく新型プラットフォームを採用。ボディ剛性、低重心化を実現したほか、さらに低燃費と走破性、操縦安定性を向上させています。新4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD(ガソリン車仕様)」や、「新型E-Four(ハイブリッド車)」をトヨタ車で初めて採用することが決定しており、乗り心地と走行安定性・操舵性を両立させたSUVとなっています。安全面で妥協もしておらず、トヨタが誇る第2世代の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車標準装備としており、予防安全性を向上させています。

■ダイハツの軽オープンスポーツカー・コペン、待望のGRモデル追加!/2019年11月頃発売

2016年にトヨタの完全子会社と化したダイハツの軽オープンカー・コペンに、さらなるスポーティモデル新型「GR」が追加されることが決定されています。現行モデルでは、スポーツカーとしての躍動感にこだわった「Robe」、躍動感と親しみやすさを込めた「Cero」、タフ&アグレッシブをコンセプトに新ジャンルを追求したデザイン性の高い「XPLAY」の3種類で展開しているコペンシリーズ。ボディの着せ替えをセリングポイントとして現行モデルが発売されてから4年が経過しているコペンですが、売上は初期の頃と比較してあまり芳しくありません。現在では月間販売台数は300台以下で推移しているとされています。そこでダイハツは、トヨタを親会社とする「GR」ブランドからコペンの新モデル開発をと提案しました。GRは全国に40拠点ものガレージを持ち、車好きから高い支持を集めている人気ブランドです。その販売力とブランド力を借りて、再びコペンが日の目を見る日が来るのか、注目が集まっています。企画当初の計画では、ワイドフェンダー化による5ナンバー登録車として、直列3気筒1Lターボ搭載エンジンを採用する動きがあったのですが、販売価格を250万円以下を目標に掲げているため、変更点を最小に押さえる方針になりつつあります。外観デザインを大幅に変更した場合、燃費性能が低下する恐れがあるため、前後バンパーやフロントグリルのデザイン変更程度に止められると予想されています。タイヤサイズに変更はなく、現行の165/50R16を採用予定としています。ただしホイールの専用品の開発は現在検討されています。GRモデルのベースとなるのは「S」グレードとされており、インテリアではGRブランド統一デザインを採用します。エンジンにも特に変更点は挙げられていないため、簡易的な変更にとどまると予想されます。ただし、サーキット走行も想定した最上スポーツモデル「GRMN」の追加も噂されているため、大幅なスポーツモデルへの変更はそちらに期待したいです。

■ヴィッツから欧州仕様車名・ヤリスへ。名前を新たに再スタート/2019年年末頃発売

トヨタの人気コンパクトカー・Vitz(ビッツ)が名前を新たに再出発することがわかりました。その名も「ヤリス」。元々は欧州仕様車として海外輸出用の名称でしたが、モデルチェンジを機に名称も海外モデルと統一する予定です。フロントマスクは迫力ある大型グリルが特徴的で、キャラクターラインにも個性が表れています。コンパクトカーとして名を馳せているヴィッツですが、ヤリスの標準モデルは5ナンバーであるものの、スポーツモデルの「GR」は3ナンバーになる予定です。標準車の全長・全幅・全高は3,940×1,695×1,475mmです。実は欧州仕様車・ヤリスは世界ラリー選手権(WRC)に参加しており、2018年の第5戦目ラリー・アルゼンチンにて初優勝、エストニア国内選手権で優勝を飾っています。トヨタ自動車では、実績あるWRCでのイメージを市販車にも活かしたいという思いが強く、モータースポーツで力を入れている「GR」の追加はヴィッツユーザーはもちろんのこと、レースファンや業界の間でも注目を集めているのです。搭載エンジンはガソリン車では直列3気筒で、標準モデルでは1L、1.3L、1.5Lが用意される予定です。また、ハイブリッドモデルも設定される予定で、同車のハイブリッドモデル・アクアと同じく1.5L+THSエンジン、駆動方式は従来の2WDに加え、プリウスと同じHV4WDが追加される予定です。注目のスポーツモデル「GR」には、1.6lの3気筒ターボエンジン、6速MTと新開発ハイパワー対応ATが設定される噂があります。現段階では標準モデルの発売は2019年の年末頃、スポーツモデルはさらに1年ほど遅れた2020年になると予想されます。そしてコペン同様、走行性能をより向上させた最上スポーツモデル「GRMN」の追加も計画されており、ファンからの期待が高まっています。欧州モデルから逆輸入となった新型ヤリスとしてどう展開していくのか、その勝負の行方が気になるところです。

■まとめ

2018年下半期~2019年上半期にかけて現行車に「GR」ブランドからスポーツモデルの追加が行われ、SUVやスポーツカーが復刻するなど、走りに特化した新型の開発を進めている印象を受けるトヨタ自動車。若者の車離れが深刻化しているなか、魅力あるスポーツモデルの追加で新たな層の獲得となるか、注目が高まっています。国内では昨今、国の規定改正により軽自動車やコンパクトカーへの需要が高まっていましたが、SUVブームなどで、一時は衰退していたスポーツモデルやクロスカントリー車が盛り上がりを見せているといえます。海外だけでなく国内においても、スポーツカー市場に食い込んでいくのは“今”なのかもしれません。